ロマンチスト♂とリアリスト♀

四年間の英国↔日本の国際遠距離恋愛の末に結婚、イギリスウェールズへ移住 !!凸凹夫婦のウェールズ生活 :)


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家族との距離感

この写真はきっと私の一生モノ。
今でも見ると胸がぎゅーってなる家族の愛を感じる大切な写真。
去年私が移住するときに家族総出でお見送りしてくれたものです。
手荷物検査に入る前にみんなにバイバイして、これからイギリスでがんばんなきゃって意気込んで免税店内に下りるエスカレーター乗ったら目の前にみんながいて最後まで手を振ってお見送りしてくれました。
みんなとバイバイした時は幸せになるためにイギリスにいくからと強気に泣かずに笑顔でいれたのに、こんな粋な計らいのおかげでエスカレーター降りてからは一人号泣して免税店を歩くことになって大変だった(ToT)
みんなも泣いてて、相方との遠距離が終わったと思ったのにまた新しく大切な家族や友達との遠距離が始まったのだと強く実感しました。置いていったつもりはないんだけどやっぱり淋しくさせたって言う責任は感じてます。
これは移住する上での皆が通る試練ですね(/_;)


もともと家族仲はとても良く、特に姉弟とは今でも大親友です。なんでも話せちゃう。ケンカもするけど、若いときは恋愛相談ばっかだったし、大人になってからは人生相談もしてるくらい(^^)
お互いの配偶者達も仲良くて、今でも家族のグループLINEは毎日のように話題が尽きない(笑)


でも私は日本から離れて、イギリスで暮らすようになってからの方が私は自分の家族との関係はもっと優しく思いやれる関係になったと感じてます。


離れているからなのか、淋しい思いをさせてるっていう負い目からなのか、お互いにお互いを想い合えていると思います。連絡をかなりマメに取るようにはなりました!!
特に両親とは実家暮らしの時にはかなり摩擦があったと思います。両親にとってはいい意味でも悪い意味でも私はいつでも彼らの子供なんですよね。大人としてちゃんと対等に話したかった私にはたまにストレスだったんだと思います。
今の距離感はだいぶ物理的距離遠いのですが、精神的距離は前よりもっと近くて意外なことに丁度いいのかも。


家族の中でも祖父母のことは年齢も年齢ですし、離れてる分やっぱり心配です。
ボランティアで一年離れた後から出来る限りちょこちょこ顔は出したりしてましたが離れてる今もたまにテレビ電話したりと顔を見せるよーにしてます!
嬉しいくらい喜んでくれます(*´-`)


面白いことに
あまり共通点が少ない私と相方ですが、相方も家族想いの人なのでイギリスにいても相方家族サービス時間で毎月一回以上は相方家族宅周りをしてます。(°▽°)


家族に費やす時間は惜しまない部分は似ているし、今は相方の家族も私の家族だし、会ってみんなが無事であることに感謝してます\(^^)/
やっぱり特に相方の祖父母が心配ー(*_*)


高齢者の方ってお客様迎えると疲れちゃうのも分かってるのであまり長居はしないんですけど、一時間ちょっとの家族サービスでみんなが幸せな気持ちになれるなら大したことないと思えます(*´-`)


先日相方が相方の周りの家族はあまり祖父母宅を訪問しないようで、なんでみんな行かないのかわかんないって言ってました。
みんな家庭があったり忙しいんだと思うよと伝えたのですが、相方が
「毎月一回しか行かないうちらでも、年間365日に12回しか会ってないんだよ?
それって少ないと自分は思うんだけどなー」
って言ってて
相方のそういう価値観がとても素晴らしいと思えました(>_<)感動!


私たちがいつかおじいちゃん、おばあちゃんになったときにこんな風に孫に思われたら幸せですよね(/_;)


家族って正直面倒臭いこともたくさんあって、近い分傷つけ合ってしまうこともたくさんあるのですが、それでもやっぱり自分たちの根っこになっているので自分なりの愛し方を今後もしていきたいなと思ってます。


相方に対しても同じく近いからこそたまには丁寧に接しないとダメだと改めて心に誓った週末でしたp(^^)q

人生は長い一年なの

今日イギリスのボランティア仲間の一人が誕生日で、25歳になられたとのとことでおめでとうーってお祝いしつつ自分の25歳の誕生日に頂いた素敵なお話を思い出しました。


私の25歳の誕生日は平日で、普通にいつも通り変わらない病院勤務でした。


アラサーも見えてくる25歳。女のクリスマスケーキと言う言葉があるように24歳、25歳過ぎて結婚おろか、彼氏もいなくて私このまま大丈夫なんだろうか?となんとなく賞味期限切れたような不安を頂いていたと思います(*´-`)


そんな微妙に嬉しくない誕生日でしたが、担当していた患者さんに今日誕生日だと話したところ、素敵なお話を頂きました。


その方は70代後半なのに背筋もまっすぐで、凛としていて、いろんな事に長けてて聡明な女性でした。


「いくつになられたの?」
「今日で25歳です。もーアラサーになっちゃいました(´д`|||)」
「あら、25歳ってことは、あなたは今日からちょっと大変な夏になるけど、頑張った分だけ後々楽になるわよ」
「…どういうことですか(°▽°)?」
「人生は長い一年なの!」

25歳までは優しい陽だまりの中にいられるの。ポカポカの中で好きなことをやってこれたのよ。

そして25歳から暑い夏になるの。
たくさん汗をかいて働きなさい。
ここでどれだけ頑張れるかが今後大事になるから。

そして50歳からは収穫の秋になるの。
夏に頑張った分だけの収穫が得られるようになるわ。
私はここが人生の楽しみだと思うけど、ここで収穫が得られなくて焦る人はたくさんいるのよ。
だから夏に頑張らないとならないの。

75歳からの冬は静かよ。
もう頑張る必要がないの。静かに最期を待つの。でも静かに最期を待てるのも秋の収穫の蓄えがあってこそなのよね。


と話してくれました。


嬉しくない誕生日だったのに彼女のお陰で大切な思い出の1日になりました。
めちゃくちゃいい話なので何度も何度も思い出してはいろんな人に話してます。
たまにお金の話みたいだと捉える人もいたのですが、私は彼女はいろんな経験もされてきたようでしたし、何よりたくさんの見舞い客がいたので人財のある方だったのでたくさんの意味が含まれたお話だと思っています。
たまに辛いことや悲しいことがあっても、今は暑い夏真っ只中だからきっとそういうこともあるよねって前向きになれます(^^)


お話を頂いた方は癌のターミナルの患者さんだったのですが、いつも誰にでも分け隔てなく丁寧で、どんなに体調が悪くてもちょっとしたひと手間を面倒臭がらない素晴らしい人からの有難いお話だと今でも大切な大切な思い出の1つです。
彼女の最期はとてもターミナル癌とは思えないくらい穏やかでした。


丁寧に生きることは簡単ではないのですが、毎日丁寧に生きていると最期は怖いものではなく最期を迎えることを誇りに思えるのだと思いました。


私も彼女のように少しでも周りを幸せにできるように、余裕ない日々もたくさんあるのですが、ひと手間を面倒臭がらないように毎日丁寧に生きていきたいと思ってますp(^^)q


そんな気持ちを思い出させてくれたボランティア仲間にも感謝ですね!
改めてお誕生日おめでとうー!\(^^)/

イギリスで派遣ヘルパーとして働いてみた感想

ケルフィリーに引っ越して、日本帰省してから就活を始めたのですが…
カーディフの首都力とケルフィリーの違いに驚きました(´д`|||)
すんなりまた介護職なら復職できると思ってました…
舐めてた訳じゃないけど…
首都ってやっぱり人が多いから働ける人も多いんですよね!
なのでちょっと首都から離れたらそもそも求人が少ない!!
そして介護職も夜勤含むとこばっかり(*_*)
やっぱり地方は少ない人材でマルチに動いてほしいんだと思いました。
先に電話で聞けばいいのですが、面接の経験も増やしたくて面接は行くも、そこでいろいろ聞いてはがっかりの日々。


このまま丸三ヶ月無職は就活に響く!
そう、イギリスのCVと言うフリースタイルの履歴書に三ヶ月の空白があるとマイナスになるようです!
なので無職期間にボランティアしておくとイギリスの履歴書ではボランティアは職歴に書ける立派なポジションになります。
これは二年前に半年間の短期学生ビザでイギリス滞在してたときに友達が今後イギリスで就活するかもだからとアドバイスもらって知りました!


ヤバい三ヶ月前にはと思ったのと、お金も欲しかったのでとりあえず派遣会社に派遣ヘルパーとして登録しました!
派遣ヘルパーは応募したらすぐ簡単な面接して、スターター研修みたいのしたらすぐ働けました(笑)
さすが駒数が必要な派遣会社!!


基本的には会社に毎週翌週の働ける曜日や時間を伝えると、事前に連絡が来てどこどこの施設で何時から何時で働けるか?と連絡が来ます。


自分でスケジュールを組めるし便利じゃん!って最初は思ってましたf(^^;


でもスケジュール通り仕事入らないことも多々あるし、たまに働けるよって言っといた当日朝連絡入って行くことしばしば…
まぁ当日に連絡もやるかやらないかは自分で決めれるので私は働く場所次第で決めてました。当日勤務の場合は割高時給にもなります(^^)


基本私が働くか働かないかは決められます。でもやっぱ外国でも人間関係はあってあんまりこっちの都合ばっか言ってると仕事もらいにくくなることもあるよって聞いたので、いい塩梅でお願いに乗ったり、断ったりをしてました(((^^;)


派遣先は計5ヶ月働いて10ヵ所以上巡りました!民間高齢者施設や障害者施設もたまにありましたが、ほとんどが公的高齢者施設でした。
これは公的高齢者施設は行政管理で厳しくスタッフ数配置チェックしているので自分たちスタッフで回せないと派遣を入れることがあると行ったパターンです。
なので行く先々では穴埋め役なのでかなり感謝される存在なので、待遇がいいことが多かったです!!(°▽°)たまに派遣だからって蚊帳の外にする施設もありましたが、そう言うスタッフの施設ってそれなりのレベルのとこで公的でもないし、民間でもちょっと問題?な感じでした。
でもそーゆー施設はもう行かなければいいんです(*´-`)
派遣使う費用も高いので民間施設はかなり高そうな施設ばっかりでした!住んでる方々もハイランク層で、普段話さないよーな内容の話とかも聞けて、結構新しいとこでも新鮮な感じで楽しく過ごせてました。


その都度新しく覚えるのは苦労でしたが派遣にそこまで重要なポジションに置かれることはあんまないので、だいたいどこでも同じ内容で身体介護に生活介護と言ったところ。
施設によって介護状態が違うので、ある施設は重度介護がメインだったりと様々でしたが身体支援レベルの方がメインな施設の方が多かったです。
また認知症の方は施設が別になることもあり、高齢者施設はほとんど会話、意志表示できる方だったのでケアも本人にどうしてほしいか聞けるから初めてでも結構やりやすかったです!
また施設に気に入ってもらえると仕事のオファーが結構もらえるよーになるので後半は決まった施設数ヶ所を巡るようになりました。
何回も通ってると利用者さんともスタッフさんとも仲良しになれるし仕事のルーチンも分かってるので楽でした!あと日曜日のボス不在の時はこんなでっかいサンデーローストのお昼もこっそりもらえるよーにもなりました(^^)d


公的高齢者施設の介護職は基本12時間シフトなので、私もほとんどロングシフトでした。
私は自分で12時間シフトの週3日だけと決めてました。それを派遣会社にも面接の時に伝えてたので、たまに3日以上働かないかのオファーは丁重にお断りしてました。


12時間ってスッゴい長く感じてましたが、もともと介護助手でも週1はあったので慣れれば週4日休ってのが最高に!(^^)v


派遣として働きつつも就活は続けていて、日が短くなってきて帰りが遅くなるロングシフトで働くのもそろそろ限界かなって時に今の仕事に就けたのはホントにありがたかったです(T▽T)


さすが派遣始めるのも簡単だったけど辞めるのも簡単でした(笑)


メリットは簡単に働けることです!そして常に新鮮な環境に人間関係!自分でシフトを組める!働く場所も選べる!そこまでの重責任務はしなくていい!あと電話でのやりとりばっかりなので電話コミュニケーションが嫌でも必須になるので電話スキルが上がります。新しい場所で働くための会話力も上がります!
デメリットはとにかく駒として扱われます(笑)また役割を求められてないです。場所によっては交通費がかかるときがある。安定職ではない。社会保障の対象にはなりません。
などが私の個人的な感想です。


介護職の仕事をトータルで10ヶ月くらいやってみていろーんな人達と出逢いました。
とにかく英語の会話力は半端なく伸びました。話すのがもともと大好きなので、ホントに毎日話したり、毎日何かしらハプニングもあるので退屈しませんでした。
そして日本の気遣いとかちょっとした気配りはとっても喜ばれます!


いろんな所での体験はホントに自信になりました。
度胸ばかりが鍛えられていきます(笑)
今後も度胸だけを便りに逞しく生きていくと思いますp(^^)q


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