ロマンチスト♂とリアリスト♀

四年間の英国↔日本の国際遠距離恋愛の末に結婚、イギリスウェールズへ移住 !!凸凹夫婦のウェールズ生活 :)


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イギリス育児の母乳・ミルク問題

日本ではやっぱり母乳を推進、奨励しているようにイギリスの無料医療NHSでも同じように母乳を推進、奨励しています。


私の授乳記録になります。


ウェールズNHSでも同様で、妊娠中から助産師さんに母乳希望かミルク希望か混合希望か聞かれます。
私は妊娠後期には乳かすが出てきていたので、当然母乳育児で大丈夫だろうと思っていました。


でも実際には出産時に感染症になってしまい、発熱していたことまた2週間二種類の抗生剤と無痛分娩でepiduralの硬膜外麻酔を使用したため、その副作用で血栓症のリスク生じるために抗血栓薬を毎日自己注射しないとならなくてなんとなく体調の戻りが悪かったから(もしかしたらもうこの時点で腎臓疾患を患っていたのかは不明なのですが)、おむすびくんが生まれてから1週間全然母乳が全然でませんでした。
なのでほとんどミルクでしたが、ミルクの前に乳首を吸わせる訓練だけ自己流でやってみるもののおむすびくんは吸っても全然出ない乳首を嫌がり大泣き( TДT)
あまりにも大泣きするからミルクをあげる。完全に乳頭混乱お越し始めていて(T▽T)

ちなみに私は普通に母乳出ると思ってたので、このボトルにちくびがセットになってるやつを出産前に念のため準備しておきました。

ミルクが必要と分かってからは自宅では粉ミルクに!

我が家はCowgate派で
イギリスには二大粉ミルクブランドがあってCowgateとAptamil

比較したけど成分はどっちも同じ。
イギリスにはこーんなに種類あります!

だけどアプタミルの方が少しだけ高いから我が家はカウゲートに!あと一応両方使ってみたけど、カウゲートの方が溶けやすい!いろんな種類あるけどベーシックなものでおにぎりくんの消化も体調も問題ないので一番安いやつにf(^^;よく飲むから…
調べたらアプタミルは日本でも買えるけどすごい値段でびっくり!Σ( ̄□ ̄;)
最近は重いし頻繁に必要なのでAmazonで6箱£44.70(6700円前後なので一つ1100円前後)日本のミルクより若干安いですかね?


生後3日目の助産師さん訪問時に母乳が出ないこと、乳頭混乱をしていること相談し実際に吸うところ見てもらおうとしたら、おむすびくんがそのタイミングでミルク吐いたので(*_*;
次回見てもらうことに…その代わりに人形使って授乳の姿勢やポジションの指導をしてもらいました。
がなかなか自分でやるとおむすびくんが泣くので続けられず(>_<)
助産師さん訪問後YouTubeみながら母乳の出が良くなる乳腺マッサージを試みたら…
まさかの夜中に胸がパンパンで熱を帯びてしまいました!そして母乳が溢れ出して止まらないΣ( ̄□ ̄;)
慌てておにぎりくんに吸ってもらおうと思っても本人乳頭混乱してて乳首を嫌って母乳あんのに全然吸わずでどーしたらいーの?!ってパニックにo(T□T)o
相方が冷静に自分もわからないからお姉さんかお母さんに聞いたら?とアドバイスされ、日本にいる姉に日本時間朝7時なのに泣きながら電話( TДT)ただでさえ帝王切開後(たぶん腎臓疾患もあった?)で体調不良なのにおっぱいまで痛くなっちゃってこのまま乳腺炎なんかになったらどーしよーと泣きついて相談。搾乳器を用意していなかったので、手で少しだけ絞ると楽になること、アイシングして冷やすこと、また感染症の抗生剤飲んでるからたぶん乳腺炎にはならないよとアドバイスされ安心する。
日本のようなアイスノンがないので、ピクニック用のアイス板みたいなやつが冬でも冷凍しっぱなしであるのでそれにタオル巻いて胸に当てつつ少し手で絞りタオルで抑えていたら確かに少し楽に!!
夜中慌てて搾乳器をAmazonで翌日配送にしてオーダー!そしたら翌日午前中に到着してすごい驚いた!(*´-`)Amazon様々!

でも使い方もよくわからなかったし、カチカチにはなってるものの痛みは抗生剤のおかげなのかなく日曜日でかかりつけ医GPも開いてないし、翌日の月曜日が諧の1週間(生後5日目)検診と血液検査スクリーニング(血液検査から病気がないか調べるもの)でバースセンターへ行かないとならなかったのでそこでまた相談することに!


生後5日目の諧の検査だったのですが、母乳がうまく授乳できないこと、また昨晩の状態とまだ胸がパンパンなことを相談すると丁度その日に母乳育児のスペシャリストがいると言われて待てるなら検診の後そのスペシャリストへ相談をと言われ待つことに。


個室のベッドがある部屋で待つこと30分以上。おばあちゃんのスペシャリストが登場する!経緯を説明して胸を見せたら、驚きと怒りが混ざった表情で
なんで私のところにもっと早く来なかったのかしら!!!もうちゃんと母乳与えないで5日経ってるじゃない!!
ごめんなさいね!あなたみたいな方は私の指導が必要だったのに!
助産師担当は誰?
あなたのファイル見せて!
後で記録コピーさせてもらえる?
と怒涛にしゃべるf(^^;
とりあえず彼女の質問が落ち着いてから、おにぎりくんの母乳を吸う訓練開始。
泣き叫ぶおにぎりくんを掴んでは乳首を吸わせるおばあちゃんスペシャリスト。私はベッドに横向きで寝転がり、泣き叫ぶおにぎりくんとすごい剣幕におにぎりくんの頭を抑えて乳首を吸わせるおばあちゃんスペシャリストを見ながら困惑。おにぎりくんがもう血管切れちゃうんじゃないかってくらい泣くので胸が痛い…いやおっぱいも痛かったんだけど(T▽T)
そんなおにぎりくんとおばあちゃんスペシャリストの格闘が30分。
お!!吸われてる感覚が!!
おにぎりくんがちゃんと乳首を吸っている!!
すかさずおばあちゃんスペシャリストが私の胸の硬くなった所を押しまくる。
左の胸を先に授乳したので、右側が少しまだ硬いのが残ってしまい、おばあちゃんスペシャリストからはまた夕方ここへきて右側をやりましょうと。そして今後の方針を考えましょうとのこと。
帰宅したら搾乳器を30分(片方ずつ5分で交互に)×二回することを宿題にされました。
またフィリップスのニップルシールドというものを購入するよう言われました。

帰宅したのがお昼過ぎだったので、急いで搾乳してお昼食べてニップルシールドAmazonで買って(>_<)
もうすでにぐったり疲れてたけど夕方またバースセンターへ。


二回目の訓練はおにぎりくんがもうどーにもこーにも足掻きまくる。おばあちゃんスペシャリストも手こずり…一時間近く泣き叫びもがくおにぎりくんと戦っているおばあちゃんスペシャリスト。
おにぎりくんの泣き叫ぶ声を一時間近く聞いてもう体力も限界で頭痛が(;_;)
格闘の末、
こんな強情な子初めてだわ
と諦め、とりあえず私の母乳が出るポテンシャルとおにぎりくんが吸えるポテンシャルはあるとのことで。
私たちにあった授乳ポジションはベッドに横になって上の方の胸を授乳。おにぎりくんも横向きになり枕の上等で高さ調節してあげるとのこと。ニップルシールドがあればもっとスムーズにあげられるはずとのこと。プランは1日一回は母乳にすること。それで様子を見て慣れてきたら回数を増やしていく方針に。
哺乳瓶の種類聞かれ、Tommee Tippeeと言うと

スッゴいため息つかれ、それ最悪な選択ねと言われました!!(゜ロ゜ノ)ノ
なのでイギリスで母乳育児お考えの方はTommee Tippeeは止めた方がいいですよ!
またイギリスは母乳育児は40%にも満たず、十分な指導者も不足していて全然推進、奨励できていないんだと日本の母乳育児率は世界的にも高く立派だと熱弁されました。


そしてこの日から毎回授乳時には搾乳して母乳を哺乳瓶であげ、1日一回は直接ニップルシールドをつけて乳首からを訓練。


スペシャリスト講習から2日後の産後1週間目の助産師さんの訪問にて傷口の確認と母乳育児の確認あり。恐らくおばあちゃんスペシャリストからご叱咤あったのか助産師さんの必死なフォローがヒシヒシと伝わる。この時おにぎりくんが少し吸ってくれて安堵!
助産師さんからBreast Feeding Team(母乳育児サポートチーム)のサポートを受けられるよう登録してもらう。
その日のうちに電話かかってきてが、コロナ禍なので相談対応はショートメッセージか電話でしかしていないと言われる。
体調も万全じゃない中英語でのやりとりもストレスだったし、結局スペシャリストのプランを遂行するしかないんじゃん?と思って、なにか相談したくなったら連絡すると伝える。(たぶん産後うつ気味だったと思う)


それからひたすら1日一回の乳首から飲む訓練を続けてみて、なんとなくおにぎりくんが乳首にも慣れてきたように少し吸えるようになってきた生後12日目にまた助産師さんの訪問。ここでおばあちゃんスペシャリストが生後16日目の金曜日に途中経過を評価してくれるとのことでアポイントを予約するが、生後14日あたりから両下肢の浮腫みが発生し体調悪化し、アポイントに行くのもしんどくなりキャンセルする。


そんな中感染症の抗生剤が2週間で無くなったからなのか、おにぎりくんがちょっと吸えるようになったからおにぎりくんの唾液からなのか搾乳してたのに、生後27日目にまさかの乳腺炎発症!Σ( ̄□ ̄;)

夜中また胸が熱を帯びてきて38℃の発熱して(;_;)
翌日かかりつけ医GPへ行き抗生剤処方してもらいなんとか落ち着く。


そしておにぎりくんの1ヶ月検診だった生後29日目に保健師さんに指摘され病院入院になりその間ミルク。入院中も乳腺炎が続いていたので搾乳をしてたのですが、おにぎりくんの授乳時間になると胸が張ってくるので搾乳してはあげられない母乳を捨てて、おにぎりくん今頃ミルク飲んでるんだろうなって想うと泣けてきて…搾乳した母乳と搾乳器を洗いながら何度も泣きました。

そして病院薬剤師からは退院後も母乳育児を続けるなら薬を変更する必要があると言われて、考えたのですが、またミルクから母乳に戻すにはおにぎりくんの訓練が必要になること。もともとほぼミルクだったこと。入院中ミルクのみでおにぎりくんは大丈夫なこと。入院中搾乳はしているものの母乳の量が減ってきていたこと。搾乳したりそれを洗浄する手間、乳腺炎の抗生剤も今後使えないことを考えたらもう母乳は今後治療続けないとならない自分には負担が大きいから止めようと決断しました。

本当は乳腺炎の抗生剤を止めて痛かったので母乳を止める薬を処方してほしかったのですが、それも腎機能には良くないとのことで入院中は乳腺炎の様子見つつ、搾乳も極力止めて自然に断乳をするようアドバイスされる。

アドバイス通り、乳腺炎の痛みがまだ我慢できる範囲だったので三日間乳首に触れずにいたら自然と溢乳もなくなり乳腺炎も治まりました。

現在では全く母乳は出なくなり、胸が萎みましたが…f(^^;身体は楽になり、搾乳のストレスもなく相方もミルクできるのでとても快適な感じでこれでよかったかなと思ってます。

母からも最初の濃い母乳が大事で、それは飲ませられたんだから良かったんじゃない?と言われて少し肩の荷がおりました。


最近祖母とビデオ通話した時に母乳について聞かれ、経緯を話してミルク育児をしていること伝えたら可哀想にと言われてしまいましたが祖母の世代からするとミルクも良い質のものがなかった時代ですしそう思うのも仕方ないですね( *´-`)

でも私が納得しているからいいんです。

育児に正解はないですし、ミルク育児で私の母も育ったし!p(^^)q

一番はおにぎりくんが元気に育ってくれてるから!!


初めてのことばかりで、いろいろ悩むけど世の中の全てのお母さんが同じように悩んでその中できっと同じように自分より子供にとって一番良い思う選択をしている訳でそれってスゴい愛だと思ってます(^^)


こんなにも愛せるおにぎりくんが元気でいることに感謝して今日もミルクをあげまーす(^^)/

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