ロマンチスト♂とリアリスト♀

四年間の英国↔日本の国際遠距離恋愛の末に結婚、イギリスウェールズへ移住 !!凸凹夫婦のウェールズ生活 :)


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初デートから五年

告白の慣習がないのでイギリス人との交際だと付き合った記念日がわからないことはたぶんよくあると思います。
なので私たち?(相方は全く気にしてませんが…)私は初デートの日を交際記念日にしてます(^^)
去年のはこちら


そんなお付き合い五年目になった今日は日頃の買い出しついでにパブランチをしました!
イギリスの文化では欠かせないパブ!町になるには教会とパブがないとダメなんだよと前にどこかで聞きましたf(^^;

地元ケルフィリーにもパブはたくさん!
少しずつ制覇していきたいところです。


今日は少し私たちの初デートについてご紹介!ちょっと思い出したら面白いので(°▽°)


私たちの初デートは五年前のカーディフの美術館でした。
初デートの前日に私はバーミンガムで日本でも最近あるようですがcolor runと言うカラーパウダーを浴びながらランニングすると言うチャリティーパーティーイベントに参加して全身筋肉痛(T▽T)

鼻水みたいなパウダーのかけられ方の私。

しかもマラソン後のミュージックイベントが楽しすぎて騒ぎすぎて声もがらがらカスカス(笑)


メールのやりとりは1ヶ月以上していたのですが、7月当たりに会おうかと計画もしていたのですが、イギリスに一年しか滞在しない私の夏はとっても多忙でして…また相方の仕事も夏はホリデーをみんな取るので多忙だったこともあり、なんやかんやで都合がついたのがこの8月半ばでした。
私この時1泊バーミンガムにイベント旅行開けで、日中相方とデートして夕方は友達のバーベキューに参加すると言う…今じゃ考えられないノリとフットワーク(´д`|||)五年って人は変わるものですね…


五年前の今日は雨で日曜日でした。


ウェールズ人あるあるの時間に少々ルーズな相方。待ち合わせに遅刻。この時は初デートに遅刻なんてあり得ないとイライラしました。しかもこれイギリス人あるあるなんですけど遅刻するってわかった時点で連絡くれればいいのに待ち合わせ時間過ぎてから遅刻すると連絡がくる。


そんな待ち合わせ場所に明らかにムスリムのおじさんが誰かを待っているのを発見。
全然見た目違うのに、この時になって写真は見たけどメールしかやりとりしてない訳だからこのおじさんだったとかってこともあり得るじゃん!!!(´д`|||)
ってスッゴい焦って駅ナカのお店にソッコーで隠れて中から様子を探ってましたf(^^;
まぁ相方は普通にカーディフのセントラルの渋滞に引っかかってたようで、写真と同じでした。


ちなみに私の相方の第一印象は思ってたよりも背低いなってことです(*´-`)
そして後で書きますがとにかくよくしゃべる人。
ヨーロッパ人って背が高いイメージあるんですけど、ケルト族の生粋のウェールズ人は背が低いんです(^^)


相方は仕事でも訪れることが多かったカーディフ美術館でよく知ってました。


モネが好きなことを伝えてたので絵画部分から見て回ったのですが、
初っぱなから
この絵は遠近法が成り立ってないからだいぶ昔のものだね~ほら○○年代だって
とか
この絵のディテールの細かさや円形が綺麗に描けてるのはそれなりに測定とかが発達した時期だね~ほらやっぱり○○年前かぁー
とか
いちいちうるせーのなんのって!Σ( ̄□ ̄;)
こいつ思ったこと口にしちゃうタイプなんだな…
自分と似てるけど、いちいちお前の感想とか意見いらないわ(*_*)
最初は会話に困らない人だわって思ってたけど、あまりにもしゃべり続けるから、だんだんモネの絵じっくり観賞できるか不安になりました(((^^;)


正直、モネの絵の時にもだらだらしゃべってたりうろうろし続けるよーなら次のデートはないなと。そしてまた美術館に1人でゆっくり来ようかとまでこの時には考えてましたf(^^;


前にも書いたのですが、
ここで相方空気を読んだようにモネのとこに来てからは私をほっといてくれたんですよねー(^^)
おかげでゆっくり堪能観賞できました!


モネの観賞をじっくりしてたらスタッフから後30分で閉館しまーすと(゜ロ゜;ノ)ノ
なぜかその日は3時まででして…


ゆっくり見れないしお茶しようかと美術館のカフェで昨日のイベントとかいろいろ話して会話楽しんでたら、履いて白のパンツになぜかコーヒーが!Σ( ̄□ ̄;)
私はオレンジジュースで相方は紅茶…
どこからコーヒーが!!って思って触ったテーブルの裏側に何故かコーヒーが!!
意味わかんないし、白のパンツにコーヒーとか落ちなくて最悪だし、初デートなのに汚れたパンツとかマジないとテンション駄々下がり(-_-#)
そんな私に相方はwelcome to wales
と言うジョークに対してホントにグレートな国だことってムカついてたので皮肉で返したのを覚えてますf(^^;


雨も上がり相方がサンデーマーケットでオーガニックのハンバーガーが美味しいとオススメされ、リバーサイドのサンデーマーケットへ


マーケットの常識。現金払い。
これもイギリス人あるあるかな?
キャッシュレスの国なので相方も現金持ち歩いてなくて…初デートで奢りたかった相方でしたが、奢られるばかりは嫌な私全然気にせず、次回あなたの番ねとおごってやった男前な私(*´-`)


なんかホントになんでうまくいったのかなんて全然わかんないのですが、当時は嫌じゃなかったし、嫌になったら嫌と言える人だったから会って遊んで、そんな中で大事になっていった感じでした。


未来なんてお互い全然考えてもいなくて、ただ会えてるだけで楽しかった五年前。
でもそんな頃よりも現実的な全然ロマンチックでもなんでもなく、むしろストレスになることもある私たちの将来の話をしている今のほうがもっと楽しく感じてます。
同じ方向を向いてお互いのペースで歩いて行ける相方に出逢えたことは本当に人生の中でかけがえのないものだとこれからも大事にしていきたいと思ってます。


そんな初デートからお気に入りになったモネのSan Giorgio Maggiore by Twilightの絵。
なんと去年イギリスでのレセプションパーティーの時に馴れ初めも全て知ってる相方の親友からお祝いでキャンバスのレプリカを頂きまして(ToT)

引っ越ししてからは念願のキッチンの毎日見られるとこに飾ってます\(^^)/

面白いことに裏面には相方の親友の奥様のお名前が印字されてます(((^^;)
相方の親友の奥様が購入時に宛名と勘違いして自分の名前で注文しちゃったそうです(笑)


またこの絵画いろんな所に貸し出されていて何回か見に行ってもなかなか再会できなかったのですが、今年の3月についに再会しましたー!!


またこの先の未来も二人で楽しんでいけますよーにと今日はお祝いケーキも購入しました(°▽°)リユウハナンデモイイノ

明日は胃もたれ確定ー!!
でも楽しかったからまいっか(*´-`)

イギリスの夏は終わってしまったのか?

今週から気温が20℃前後の日々が続き、朝晩は冷えてきました(゜ロ゜;ノ)ノ


いつの間にか日の出は4時半位だったのが6時くらいになり、日の入りも日に日に早くなってきてるのを感じとっても焦る!


まだ夏でいさせてー!!!(T▽T)


今週勤務してる職場が丘の上なので今日の暴風雨だと雨雲が街を覆ってるのが見れて圧倒します(((^^;)

変わりやすいウェールズの天気。
南ウェールズは特に港町も多いからか海岸線からの強い風もあって
雨雲がわーっと来て街が真っ白に覆われたかと思うとすーっと霧が晴れて
あれ?晴れた?
みたいなのを繰り返してますf(^^;


そんな天気予報に天気マークが晴れ、くもり、雨と並ぶことも多いウェールズで
季節の変わり目になると見られる
面白い風景をご紹介します\(^^)/
こちら、何てことない朝の出勤時のバス車内です。

この日は晴れときどき雨でした。
朝夕は天気よくて降られずに済みましたが、とにかく朝晩肌寒い!
私もレインコート兼用ジャケットを羽織ってました(^^)
でもこの写真のように数人は半袖でコート、ジャケットなしの人たち。また数人は真冬コートの人たちと季節感が分からなくなる現象に出くわすことはイギリスで結構あると思います!!!


特にウェールズでは
''Welsh sayings who's coat is that jacket?''
と言うことわざみたいな昔から大まか?アバウトなウェールズ人を表現してる言葉があるのですが、寒ければあるものを羽織ればいい。それがコートであろうがジャケットであろうが彼らにとっては同じものなのです。(*´-`)
季節?そんなの今の天気で考えるんです。
着替えた時に寒かったら冬の装い。
暑かったら夏の装い。


前にザーザー降りの中、革ジャンで犬散歩してたご老人に会って行く方向一緒だったから傘一緒に使わないか?
って声かけたら、その人笑って
ウェールズ人だから大丈夫ですって言われました(笑)
濡れたら乾わかせばいいだけだって言ってましたf(^^;

革ジャン…本革っぽくてずぶ濡れでめっちゃ重そうでした…


私も小雨程度では風が強いのでレインコートだけで傘は使わないようになりました。


でもこちら今日の出勤時のバスなのですが

日本と違って公道も整備不十分なイギリス。路地側はめちゃくちゃ窪みとか水溜まりできやすくて…結果雨が結構降ったら車が通る度スプラッシュマウンテンのような光景が!Σ( ̄□ ̄;)
バスくらいデカイ車だと写真分かりづらいのですがバスの窓半分以上の高さ、おそらく150cm以上のスプラッシュをするのでウカウカと雨の日バス通りや大通りの歩道を歩くなんてできないんです(*_*)
運転してる人の中にはちゃんと通行人に気を使って避けてくれたりスピード落として気にしてくれる人もいるのに、出勤時とかラッシュアワー時は日本同様心の余裕のない人はどこにでもいるのです!
私何度か淡い期待で歩いててずぶ濡れになったことがあります(-_-#)
でも前に会ったご老人の言葉は正しくて、
濡れたら乾かせばいいんです。
と言うか出勤前にずぶ濡れになったら乾くまで待つしかないんです(ToT)
そして風邪を引かないように気を付けるのみなんです!


日本の皆さん台風お気をつけ下さいー!!

週末旅行西ウェールズ②

一日目はこちら



前日チェックインが10:30までのB&B(ビーアンドビーイギリスではパブとかの上にあったり格安のホテルやコテージのことでBed and Breakfastの略です)
ホテルの朝食がだいたい10時までなので、今回は友達のうちで深夜まで飲み食べすることを予想し、よりギリギリまで寝たくて付けませんでした(((^^;)
前夜ホテル着いたのはもうぴったし10:30(笑)
一応メッセージでチェックインギリギリになることは伝えてたのですが、日本人としてはひやひやしてホテルに入ったけど、ホテルの管理人夫婦は
「良かったー迷っちゃってたらどうしようかと思ったわー」
って優しく迎えてくれました(>_<)
でも眠そうで、鍵くれたら上のフロアがお家なのか何かあったら内線鳴らしてって言われ「おやすみー」と上がってっちゃったのを見たら申し訳ないって思ってしまいましたf(^^;

Haulfan B&B 
https://www.haulfanguesthouse.co.uk/
泊まったホテルはLampeterという大学がある学生街でした。

翌日チェックアウト後朝ごはん探しも兼ねて町をウロウロしましたが、日曜日だし学生街で夏休み中ってこともあるからかとーっても静かな街でした。
とってもCeltic(セルティックと日本では読まれてますが、音はケルティックです)ケルト文化を主張したお店を発見!

手前左側の旗から
ユニオンジャック、アイルランド、スコットランド、ウェールズとなります。
なぜイングランドや北アイルランドを入れていないか…
諸説あるのですが、
私が相方(ウェールズ人)や相方家族から聞いた内容によると、
生粋のウェールズ人やアイルランド人、スコットランド人はもともとケルト族と呼ばれた民族で、ケルト独特の文化を持ちこのイギリスの島に''元々''住んでいたのです。そこへ今のイングランド人となるアングロ・サクソン人がヨーロッパ大陸から移住しイギリスを征服した歴史があります。
なのでもともとケルト族として住んでいた民族が北に逃げたのがScottishスコットランド人、東に逃げたのがWelishウェールズ人、北の島に逃げたのがIrishアイルランド人になるのです。
このケルト族としては元々は自分たちの島、国だったのによそ者(イングランド人)が今じゃイギリスのメインに立ってることが面白くないんですよね。
なのでこの旗が意味するようにイギリスはアイルランド、スコットランド、ウェールズのものって考えているアンチイングランド派の人は結構多いので場所によっては会話内容も注意が必要になります(*´-`)
かなり白熱しちゃう話題もあるので…その時はうまく聞き流すのみ!
でも日本の沖縄の人やアイヌの人たちも昔朝鮮人が移住征服して今の日本になってるから似てると思ってます!(>_<)


そんなケルト族の血を持つ私の相方もケルトの文化を誇りに思い独学し、かなり知識があります。
そしてそんな相方が行きたがってたCardiganに二日目は行きました!

世界で一番お城がいろんなところにあると有名なウェールズでよく見かける城下町でした。

このカーディガン城は建て直しとかもされていて原型はほとんど残っていないのですが、相方が歴史文献や古書から読んだ中ではこのカーディガン城がウェールズの王が初めて建てた城だと言われているそうでそこを訪れてみたいとのことでした。

この石炭もウェールズの特産品のcoalコールで彫刻がケルティックパターンと呼ばれる日本の水引みたいに繋がった模様が描かれとっても伝統的!
このケルティックパターン私とても好きなのでいつかトピックあげてお話できたらと思ってます!p(^^)q
上がウェールズ語で下が英語表記になってるのもケルト文化が強い土地のポイントになります(^^)
このプレートに書かれているようにここカーディガンがウェールズ文化のお祭りEisteddfodやウェールズ独自の音楽や躍りを作った発祥地になってます。
このEisteddfodと呼ばれるウェールズ文化のお祭りは今ではウェールズ各地で開催されており、以前ご紹介した私の住んでいるCaerphillyでのFFILIF FESTフィリフェストもその一つです!


お城の中と言うよりもはや展示場のようなお庭と復元された建物(城じゃなくて最後の住人が住んでいた建物で、一応13世紀の城の一部も残っているみたいでした)とカフェ(笑)

相方が感動してたレプリカの椅子
2mくらいのとっても大きい椅子です!
足元の犬とか彼の伝記にあるものが彫刻されているようで相方は興奮してました(^^)

Yr Arglwydd RhysはThe Load Rhys彼のタイトルは''Prince of Wales''一番愛され成功したウェールズの王と伝記されているそうです。
お気づきの方いらっしゃるかもですが、このプリンス・オブ・ウェールズは現在のチャールズ王太子の称号です。
以前の記事でも書いてますが

イングランドとの戦争に負けたウェールズを王族が称号を継承しイングランドがウェールズを納めていると示している形になっています。
これもケルト族としては憤慨している部分のようです。
このようにロイヤル系の話題も白熱要注意です(*_*)

歴史と共に生きているウェールズの人たちにとってウェールズってただの出生地とかでなくとても強いアイデンティティーになっていると感じます。


私はこうして海外に暮らしててもやっぱり日本人だなーって思うことは多いのですが、相方見てるとそこまで愛国心が強いとは感じないんです。そもそも日本をよく知らないという問題がある気がします…(>_<)
日本大好きなんですけどね(о´∀`о)

お城のお庭にてチェスルール全然しらないのですが…女王狩り(笑)


そのあとは友達とまた合流して町をウロウロしてランチして友達はまだ実家にとのことだったので私たちは帰路へと解散しました(*´-`)


最後になぜかカーディガンのお土産屋さんで売られてた丼と箸2膳…なぞが深すぎてウケました(;゜∇゜)大きくない丼を二人で仲良く分けるの?なんなの?作成者の意図が知りたい!!!!!!!(笑)